3月28日の稽古

昨日は前半、古賀先生の背負投セミナーを、後半は小学校を卒業した3人と古賀先生の元立ちで、全員と乱取りしてもらいました。


古賀先生が昨日で最後でしたが、最後の最後までムチャ振りに応えてもらいました。受をしましたが、今までのムチャ振りの腹いせか、いつもよりめっちゃ痛かったです(笑)。冗談は置いておいて、こどもたちもいつも以上に真剣に聞いてたり、背負投を見てもらったりしてましたし、こどもたちからも質問が出るなど、大変良い指導をしていただきました。やっぱりもっとムチャ振りしておくべきでした(笑)。


元立ちは時間の関係上、1人1分でしましたが、チビッ子から大人まで全員で30人以上いたので、元立ちは大変だったと思います。しかし、小学校を卒業した子たちには、この大変なことを乗り越えた経験を自信に変えて、これからの中学校生活に繋げて欲しいと思います。


K君は元気で明るく、柔道もお父さん譲りの背負投をするガッツとセンスある子で、柔道が好きですが、今年度はケガや病気でなかなか稽古ができませんでした。中学校では柔道部に入るそうなので、基本のすり足から足技を出して、背負投に繋げるという攻撃パターンと技の受け方を身につけて欲しいと思います。


S君はおっとりマイペースで、体が大きい方だったので、いつも後ろの重要なポジションをお願いしてました。悔しい思いをすることも多かったと思いますが、試合を重ねる毎になんとかしようと頑張る姿勢が見られるようになり、昨日も途中から脂汗流しながらも頑張ってて、一番応援されてました。前は中学校では柔道をしないような話をしてましたが、来てくれてる小・中学生の間で自分の居場所を確保してるので、部活にも入るのでは?と思っています。


T君は妹弟に続いて今年度入ってきた子で、一見細身のおとなしそうな子ですが、乱取りになると自分から積極的に技をかけ、投げられてもすぐに起き上がり、相手にかかっていくなど、見てて「今、柔道が楽しんだろうな」っていうのが伝わってきます。彼は柔道部のない中学校に進学しますが、先輩がひとり、うちのクラブで稽古してますし、弟妹もいるので、うちで柔道を続けてくれるものと思います。前の二人も中学生の部活に入ってもうちの稽古には続けて参加してくれるものと思っているので、正直「あまり変わらないな」と思っています(笑)。


部活動の地域移行についてもいろいろ言われてますが、今回、地元の中学校に柔道専門の先生が来られるということで、古賀先生のようにうまく連携していけたら、と思います。


古賀先生にも元立ちに立ってもらって、みんなと乱取りしてもらいました。個人的に実際に組み合って稽古することで相手に情が湧くと思ってるので、こどもたちに古賀先生のことを覚えてて欲しかったし、古賀先生にも思い出として残って欲しいと思ったからです。そして、こどもたちが中学生になって、大会等で古賀先生に会ったときにしっかり挨拶できるようにしておきたかったからです。強くなることも大事だと思いますが、こうして指導していただいた恩を忘れず、お礼や挨拶できる人間に成長していくことの方が大事だと思いますし、そのように育っていって欲しいと思います。そのためにも、こどもたちが柔道を続けてくれるように頑張ると同時に、そういうことも話していきたいと思います。まぁ、古賀先生の道衣にあった「報恩謝徳」の字を見たからというのもありますが(爆)、「楽しく」ということだけでなく、やっぱりなにかしら成長に繋げていきたいと思います。


小学校を卒業した子たちはそれぞれの中学校生活の充実を、古賀先生には新天地での益々の御活躍を心から願っています。慣れるまでは大変だと思いますが、昨日に比べれば大丈夫でしょうから(笑)。


そして、昨日、来てくださった皆様、ありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。